ここでは昨年の実家じまいの完全なゴール、確定申告の手続きを行ったことを記録しています。
(内容は2023/02時点に得た情報により記録しています)
母の代行で行ってきた実家じまいはこれで完全な終了となりました。
実家じまい
実家じまい|スタート編はこちら<内部リンク>
実家じまい|実践編はこちら<内部リンク>
実家じまい|最終編はこちら<内部リンク>
確定申告はインターネットでもできます(国税庁推奨)が
母の代理で申告書を作成すること
マイホームを売った時の特例を受けること
を間違いなく手続きしたいと思い、申告書の作成相談を受ける「税務相談」に申し込みました。
税務相談会場ではインターネットを使い自分で申告するのを横で指導してくれます。
「マイホームを売った時の特例」とは
簡単にいうと「最高3,000万円まで控除される」条件がいくつかあります(2023/02/01時点)。
詳しくは
No.3302 マイホームを売ったときの特例国税庁<外部リンク>
1.「税務相談」の予約方法
確定申告書作成の税務相談の日程や申し込みできるタイミングは各税務署により異なります。
参考:
入場整理券による申告相談体制への移行等のお知らせ<国税庁外部リンク>
確定申告会場への入場には、「入場整理券」が必要です。
この「入場整理券」は、入場できる時間枠を区切り人数制限を行い会場内の混雑緩和を目的として配布されます。
「入場整理券」には2種類あります。
当日各会場で配付されるもの
オンライン事前発行されるもの
私は「オンライン事前発行される入場整理券」を使いました。
「オンライン事前発行される入場整理券」の取得方法は簡単にいうとライン(LINE)アプリを使い、国税庁公式LINEを友達追加し、その中のメニュー「相談を申し込む」から行います。
そこで行きたい税務署を選択し希望日時の空き情報を見ながら予約する流れです。
予約が完了するとLINE画面内に「申込完了」というタイトルで
・予約番号
・施設名:○○税務署
・申し込み枠:日にちと時間
が記載されています。
これを当日受付窓口で提示すると相談会場へ案内される流れでした。
詳細は
確定申告会場へ来場をお考えの方へ<国税庁外部リンク>
2.相談日の持ち物
当日相談会場では申告書に入力するエビデンスが必要になります。
今回必要だった書類
マイホーム売却に関わる書類一式
対象年分の源泉徴収票
対象年分の保険料控除証明書
マイナンバーカード
本人確認書類
3.相談日の様子
会場近隣では駐車待ちの車の渋滞ができていました。
会場に入ると「当日の入場券を発行してもらう人」と「事前発行される入場整理券を持っている人」とは案内される場所が異なっていました。
当日の入場券を発行してもらった人たちは番号が表示されるモニターの前にいましたが座る場所がないほどの混雑ぶりでした。
「事前発行される入場整理券」を持っている私の方は、すぐに相談する部屋に案内されるわけではなく、入室人数を制限している様子で別の部屋で椅子に座って待ちます。
順番に呼ばれ、相談内容によってまた振り分けられます。
相談部屋にはパソコンが並べられ自分の順番が来るとパソコンの前に案内されます。
(国税庁のHPには「自身のスマホを使ってもらい申請手続きの指導をする」というような内容が記載されていますが私が相談に行った会場は多くのパソコンが用意されていました。)
そこで近くにいる相談員の助言をもらいながらインターネットの申告書作成画面に持参した資料の内容を入力していきます。
相談員は数人を持ち回りパソコンの画面を見ながら入力の助言をしてくれます。
「マイホームを売った時の特例」を受けたいと申し出たため、インターネットの申告とは別に用紙「特例適用チェック表」を記入するように言われました。
また入力が終盤になるとマイナンバーと本人確認が必要になるので相談員が確認をしてくれました。
またそれらのコピーを必要となったため、あらかじめコピーして持って行ったものを渡し申告書作成が終了しました。
「確定申告書」の本人用と提出用の印刷物を帳票出力してくれるので本人用は持ち帰り、提出用は相談部屋内にある提出BOXへ入れて終了です。
相談部屋での待ち時間も含めて約1時間。
まとめ
実家じまいによる「確定申告書」提出により、実家じまいをすべて完了することができました。
実家じまいをしようかどうか迷っていた時期や実家じまいをしたらどうなるかを専門機関に相談していた時期も含めて約1年半。
様々な人と出会い、その人たちが持つ経験などを教えてもらいながら無事に終了しました。
親の介護とは対面で行う生活支援の介護だけではなく、介護状態になった場合に親の代わりに親が安心して暮らせるような手続きや基盤を整えることも含まれます。
介護をした者だけしか気づかないようなことも多くあります。
代理で行っていると、「本人」でなければできないと窓口で言われた場面も多くあり投げ出したくなることもありました。
それでも多くのハードルをひとつずつ越えながら歩みを進めます。
実際に自分で手を動かして行ったことは自身のこれからに活かせそうです。
途中で「これで良かったのかな」と悩んだときに、母が「先を考えてどうするのがいいのか考えその時に選択したのだからこれが正解。ずっと正解。大変なことが多かっただろうけどやってくれてありがとう」と言ってくれたことが何よりも私にとって力になりました。
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